大企業と中小企業の区別は、法律と世間の認識でかなり異なります。
中小企業基本法などの法律では、だいたい資本金か出資が1億円以下で従業員100人以下の場合に中小企業という定義です。
世間の認識においてはもっと厳しい基準になっており、全国展開をしていてテレビCMでよく出ている企業だけが大手と主張している人もいます。
日本の経済活動はピラミッド型のため、大企業の傘下に多くの中小企業が集まっている構図です。
ただし、中小企業の中でも従業員5人以下ではさらに小規模事業者に分類されるため、
これから成長する可能性が高いベンチャー企業から目立たないが安定経営の老舗までバラエティ豊かになっています。
大企業に比べて情報発信が少なく、異業種へ転職する際には転職のプロから情報をもらうことが必要です。
作れば作るほど売れた昭和から平成にかけての高度経済成長期とはかなり様変わりをしたので、もう大企業に入れたから安泰という時代ではありません。
なぜなら、消費者の価値観の多様化への対応や、新しい分野での多国籍化については、中小企業の方が柔軟に動けるからです。
大企業だから中小企業だからではなく、自分が何をしたいのか、そして将来なりたいイメージを持つことが求められています。
大企業のメリットは、手厚い福利厚生と手当の多さです。
求人票と実際の待遇が異なっていることが少なく、入社後の研修制度についても充実しています。
同じ現場仕事でも、大企業の工場などではきちんと残業代や夜勤手当が支払われるのです。
女性にとっては育児休業制度で子どもを育てながら働きやすく、根強い人気があります。
社内のサポートを専門に行う部署もいくつかあって業務の細分化が進んでいるから、自分の担当ではない仕事をさせられる心配はありません。
仕事ぶりを評価されれば、より活躍できる立場で業界を牽引する巨大なプロジェクトにも関われます。
社会で信用されている大企業の所属として、その気になれば色々な人と知り合える点も魅力的です。
デメリットとしては、社内の競争によって自分の立場が流動的になりやすいことを挙げられます。
大企業は規模が大きいだけに、基本的に自分の与り知れないところで物事が決められるのです。
転職してから出世する、あるいは、その待遇を守るために、仕事で結果を出して自分の存在意義を証明しなければいけません。
一定期間のサイクルで転勤や海外出張を命じられることも、ビジネスの拠点と取引先が多い大企業ならではの光景です。
中小企業のメリットは、会社を動かす業務の全体に携われることです。
自分から働きかければ周囲を巻き込むことが可能で、「自分の考えで会社を動かしたい」と考えている人との相性が抜群となっています。
大企業に比べて社員数が少ないため、社長などの上層部と直接話す機会も多いです。
会社に必要であると経営陣に認めさせれば、新しい部署やビジネスの立ち上げという貴重な経験を積めます。
仕事ができる人間を正しく評価する傾向にあるため、大企業から移ってきて役員まで出世した人もいます。
日本全国ではなく限定したエリアで活動しているケースが大半になっており、家族とゆっくり過ごせる職場です。
単身赴任や遠距離の出張をなくしたい状況では、地元志向の中小企業の価値がより高まります。
デメリットは、配属先の業務や人間関係で困っても移動しにくいことです。
限られた人数で業務をこなしているため、適性や人間関係を配慮した人事異動というわけにはいきません。大企業に比べて独特のルールに従っている事例もよくあるので、万が一ミスマッチになると大変です。
自分の強みと応募先の中小企業が求めている人材の比較、それから自分にとっての優先順位をよく考えましょう。
働き方を具体的にイメージするほど、転職活動が成功する確率が高まります。
なぜなら、自分が絶対に譲れない条件を満たした企業を見つけて、志望動機や入社後の青写真を描きやすくなるからです。
大企業と中小企業は最初に考えておきたい区分で、それぞれにメリットデメリットがあります。
たとえば、家族との生活を優先したい人には、福利厚生と給料が恵まれている大企業が魅力的です。
自分と家族の10年後を見据えて、しばらくは苦労しても先の安定した生活を買うのも1つの考えとなります。
これからも需要がある異業種への転身や、一人前になれば在宅勤務やフリーランスになれる道を歩めば、将来的に大企業と中小企業のどちらでも必要とされる人材です。
逆に、経営者の理念やその企業が社会で果たしている役割に強く共感して一緒に仕事をしたいと願うことも、立派な働き方に含まれます。
色々な人とネットワークを築きたいことが願いならば、影響力が大きい大企業が向いています。
特定のエリアで地元住民と共に喜怒哀楽を分かち合いたい時には、地元密着型の中小企業の中から探しましょう。
今だけではなく未来も明るくするために、まず大企業と中小企業の特徴をしっかりと理解した上で自分の望む働き方とマッチングさせることが大切です。
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